日産が2006年度入社式でのカルロス・ゴーン社長スピーチ原稿を公開
●2006年4月3日:東京・銀座発
日産が「2006年度日産自動車株式会社入社式」での
カルロス・ゴーン社長スピーチ原稿を公開
日産自動車は、2006年4月3日に行われた入社式でのカルロス・ゴーン社長のスピーチを公開した。
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内容は下記のとおり。
「皆さんこんにちは。日産にようこそ。
熱意漲る新入社員を迎えることができ嬉しく思います。
皆さんが日産の成功を支えてくれることを期待しています。
入社初日を迎えた皆さんは、溢れる期待と共に不安も少し感じていると思います。新しい情報が多過ぎて、全てを覚えておくことは難しいでしょう。
ですから、私からは皆さんに三つの言葉を贈ります。今後社会人として決して忘れずにいてほしい言葉です。今から何年後かに、皆さんから新入社員へいつか伝授して頂ければ幸いです。
その三つとは「モチベーション、意欲」、「ラーニング、学習」、そして「トランスペアレンシー、透明性」です。
■モチベーション、意欲:
モチベーションは会社にとって最大の財産です。モチベーションが日産の原動力です。モチベーションとは毎朝、仕事に向かう気力を起こしてくれる力の源です。
モチベーションなくして何事も達成することはできません。強いモチベーションがあれば、どんな壁も乗り越えることができます。これこそ、日産を再生に導いた力でした。すべては一人ひとりの意欲から始まるのです。
自分のモチベーションの維持・向上、周囲のモチベーションの維持・向上。常にモチベーションを念頭に仕事をしてほしいと思います。
■ラーニング、学習:
ラーニング、絶え間ない学習が会社を成功へ導きます。新しい方向を切り開く には新たなスキル、手法、視点を学ばねばなりません。
皆さんにはいつも先入観なく積極的に学ぶ姿勢を持ち続けてほしいと思います。
社内で様々な経歴をもった方たちに出会うでしょう。自分自身とは全く異なるものの見方を持った人たちに出会う筈です。
日産はグローバル企業であるからこそ、ダイバーシティ、多様性を会社の強みにしています。違いを尊重し、そこから学んでください。
■トランスペアレンシー、透明性:
トランスペアレンシー、透明性はクルマと自動車メーカーにとって不可欠です。
クルマの運転にはフロントガラスから見える前方の様子や、燃料が十分かどうか、状況の把握が必要です。これは会社を運営する時も同様で、状況を正しく把握しなければなりません。
皆さんが問題に直面した時は決してそれを隠さないでください。問題を報告し、話し合ってください。必要な場合は手を差し伸べてもらいましょう。どのような場合でもすぐに相談してください。
日産には、日産流の、心の持ち方や仕事のやり方というものがあります。つまりそれが日産ウェイです。皆さんはこれから日産ウェイとして大切にすべき様々なキーワードを耳にするでしょう。是非、まずはこの三つから始めてください。
モチベーションをもって、常に学ぶ姿勢を持ち続け、トランスペアレンシーと誠意を忘れなければ、日産は皆さんにとって成長の場となり、必ず会社に貢献することができるでしょう。
これから素晴らしい冒険が始まります。健康に気をつけて、この日産という
ステージで幸せと成功を掴んでください。
改めて日産への入社おめでとうございます。ありがとうございました。」
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